配管材料について
昔と今じゃ配管材料も全然違いますね。常に勉強して、なるべくいい物を安く提供できるように心がけています。
配管材料と言われてもなかなかピンとくる方は少ないと思います。
一番最初に思い浮かぶのは鉄管(ライニング鋼管)とかじゃないでしょうかね。不良マンガとかでよく出て来ますし・・・
一口に鉄管と言っても沢山あるわけなんですが、ちょっと挙げてみると、
・塩ビライニング鋼管
・ポリエチレン粉体ライニング鋼管
・白管(現在は使用禁止となっています。)
などなど。で、さらにこれらが細分化されます。
この鉄管。白管以外は今でも現役で配管材料に使われてます。
しかしながら、現在は一般住宅での給水装置の配管は架橋ポリエチレン管が主流となっています。
え?架橋ポリエチレン管?何それ・・・
と、思われる方もいらっしゃるかと思います。(不良マンガには出てきませんので・・・)
ちょっとここで架橋ポリエチレン管の説明を。
いつから使用されだしたのかは、私はちょっと定かでありません^^;この業界に入ったころにはすでに架橋ポリ管でした。(7年くらい前かな?)実際にはもっと前からあったようですが、普及してきたのがそれくらいってことかな?
簡単に言うとポリエチレンの管です(笑)ちょっと難しく説明するとエチレンを高分子化(ポリマー)させたポリエチレンをさらに架橋(高分子を結合させる)して強度を持たせた物って感じですかね。
軽くて、丈夫、施工性も高く、何より腐食に強いと何拍子も揃った優れた管なんです。使用環境によりことなりますが、30年は大丈夫だと言うことです。
と、ほんとに簡単に架橋ポリ管のことを説明しましたが、お分かり頂けたかどうかは自信ありません!(なんで不良マンガに出てこないのかは分かってもらえたと思いますが・・・痛くなさそうだから(笑))
どちらも一長一短・・・とは言いませんが、どちらを使っても問題はありません。
新築なら架橋ポリ管、リフォームならそれに合わせた配管材、その時々と長い期間を見据えた上でメンテナンス性の良い設計をしてもらって下さい。
ちなみに、現在使用禁止となっている白管ですが、古い住宅では残っています。白管は亜鉛メッキ仕上げで防食性を高めていますが、やはり各ライニング鋼管や、架橋ポリ管と比べると腐食の度合いが酷い場合が多いです。錆や、赤水が出てるお宅の大半は白管が多いように見受けます。今後、漏水や赤水の原因となる可能性が高いことは承知しておいた方がいいかもしれません。
架橋ポリエチレン管 ポリ粉体ライニング鋼管 白管
青森市企業局水道部
(旧水道部)
青森市環境部下水道総務課(青森市HP)
外ヶ浜町
(建設課)
前澤給装工業株式会社
(配管材料)
TOTO
(衛生器具)
INAX
(衛生器具)
KVK
(水栓類)
CORONA
(給湯器)
北奥商事株式会社
(青森市)
給排水センター
(青森市)
青森市管工事業協同組合